こんにちは((^^))
今回は屋外広告物の「色彩の規制」についてご紹介です。
各自治体において
「屋外広告物の表示等に関するルール」=「屋外広告物条例」
が制定されていますが、規制には看板の面積や高さなどの他に「色彩」も対象となります。
サインを設置する際、
設置前に「条例に違反していないか?設置して大丈夫か?」という相談を設置場所を管轄する自治体に行う「事前相談」があります。
相談の際、看板の寸法などと合わせて看板に使用する色の「マンセル値」を伝える必要があります。
「マンセル値」とは?
ひとつの色彩を「色相(しきそう)」、「明度(めいど)」、「彩度(さいど)」という3つの属性によって定められた値です。
◇色の3属性
・色相…「有彩色」の色合い
R(赤)、Y(黄)、G(緑)、B(青)、P(紫)、YR(黄赤)、GY(黄緑)、
BG(青緑)、PB(紫青)、RP(赤紫)
・明度…「明るさ」の度合い
10(明るい)~0(暗い)
・彩度…色みの「強さ」・「鮮やかさ」の度合い(14が最大値)
→多くの自治体においてこの「彩度」の値が規制されています。
弊社がある福島市では、
「表示面積の2分の1以上を占める彩度」が以下の通り規制されています。(福島県も同様)
・普通規制地域および第二種特別地域…彩度12以内
(道路標識、安全標識等の妨げの防止)
・第一種特別規制地域…彩度8以内
(自然景観との調和を考慮)
◇マンセル値/色の例
「7.5R4/14」
7.5R…色相(赤) / 4…明度 / 14…彩度
明度が低いためそこまで派手な色味にはなりませんが、
彩度が14であるため規制の対象となります。
(表示面積の2分の1以上使用しない)
「5G3/6」
5G…色相(緑) / 3…明度 / 6…彩度
明度・彩度ともに低い数値のため、かなり落ち着いた色です。
規制の厳しい地域にも広く使用できる色です。
※掲載の色はあくまで見本であり、実際の色味とは若干異なります。
※参照:日本塗料工業会「塗料用標準色」
今回ご紹介した「色」をはじめとして、
地域によって規制内容は様々ですのでサイン設置の際はご注意ください。
サインのご相談はぜひハセガワークまで♪